米国のリンデンラボ(Linden Lab)社が運営しているセカンドライフは、
ユーザーが仮想世界(3DのCG画面)の中で、アバターと呼ばれる分身を操作します。
2007年頃、日本でもブームになりました。
登場当時のあのインパクトは凄かったですよね!
「仮想世界でこんなことが出来るのか」と、夢や希望が膨らみました。
しかし、セカンドライフはユーザーの多くが英語圏だったことや、
アバターのデザインが、日本人には馴染み難いものだったこともあり、
日本での流行は、だんだん下火になってきました。
確かにあの仮想世界は凄かったのですが、
「没入感」という面では、もう一歩だったと思います。
パソコンと人間の目の間には、
どうしても現実の世界があるので、日常に引き戻されてしまうわけです。
この間に登場、一般にも普及したのが、VR(バーチャルリアリティー)です。
2016年は、VR元年とも言われています。
スマートフォンを利用した簡易的なものから、
パソコンに接続するもの、VR専用の機器など、様々な商品が揃いました。
プレイステーション(PlayStation)での利用で、さらに加速するものと思われます。
VRの魅力と言うか、最大のメリットは、目の前に世界が広がる没入感です。
ユーザーが世界に入る、まさにその場にいるような錯覚があります。
それが楽しい!
このVRの没入感をセカンドライフに取り入れることで、
仮想世界が今より魅力的になるのではないかと考えます。
VRで広がるセカンドライフの世界の中で、
ユーザーがオブジェクト(物)を創作したり、
プログラミングで自由自在に動かせると、
新たな楽しさが生まれると思うのですけどねー
まさに創造主、神様にでもなったかのようなw
人間は何かを作り出すのが好きですからね。
逆に今のVRアプリに不足しているのは、ユーザーが何かを作り出せる体験です。
用意された体験をするには素晴らしい出来になってきたと思いますが。
セカンドライフとVRの足りない部分を、上手く補い合えば、素晴らしい世界が誕生することでしょう。
VRアプリはコンテンツを作り出すのにお金がかかりますが、
セカンドライフの世界では、ユーザーが勝手にコンテンツを作り続けて、増やしてくれるメリットがあるし。
リンデンラボ社さん、頑張ってください。